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呼吸法の効用

 

私達は普段意識しないで呼吸をおこなっています。

その普段の呼吸では、肺の1/6の表層しか使われず、残りは使われないまま

墓場行きだそうです。

なんとも、もったいない話ですが呼吸法を実践すると、

この状況は一変します。

医学博士村木弘昌先生の測定によると呼吸法を行った場合の

呼気の中に含まれる炭酸ガス量は、普段の呼吸の4倍にもなるそうです。

また浅く弱い呼吸では、血中酸素が低下し、逆に血中炭酸ガス量がふえるので

体細胞にとって好ましくない状態となります。

呼吸運動は、血液循環に対しても重要な役割を担っています。

浅く弱い呼吸をし続けると、血液内の酸素が不足するだけでなく、

炭酸ガスの体外への排出も不十分になります。

そして血液の流れも悪くなり、体全体の生命力が低下します。

また呼吸法は心臓自体の強化にも大きく役立ちます。

これは呼吸法で血液の流れが増大するので、心臓の栄養の素である

冠動脈の血量がゆたかになるためです。

そして、横隔膜などの呼吸筋のインナーマッスルが鍛えられるので

ダイエットにも効果があります。

人間の体には60兆の膨大な数の細胞があります。

その60兆の細胞はすべて血液によって養われています。

酸素をたっぷりと含んだ血液の流れる体にはガンは発生しないといわれます。

このように呼吸は全身の細胞に深く関わり、自律神経、血液、リンパ液、各臓器間の

状態にまで強い影響力を持ちます。

ですから呼吸法を実践すると、血液内の酸素の量が増え、いつまでも若々しい細胞を

維持し、病気に罹りにくい体を育成します。

呼吸法のやり方は沢山あって、ネットで検索しても様々な方法が載せられています。

私の行っている呼吸法はかなりハードなものです。

ですからここでは紹介しませんが、この呼吸法を30分も行うと

前のブログ「シーター波は悟りの境地」にも書きましたが

頭が朦朧として、ちょうど寝入りばなと似た状態になります。

おそらく、この状態でシーター波が出ていると思われますが

その後に精神統一を行うと、格段に集中の度合いが違うことが自分自身で分かります。

このように呼吸法は、身体だけでなく精神にも強い効果をもたらします。

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